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how to 学びイノベーション vol.1 イノベーターのたまご編

オープンスクーリング(不登校)、学校カリキュラムへの不適応感、ひきこもり、内向性、LGBT、ADHD、ASDなどの個性をもつ、すべてのスペシャルタレントな中高生に送る「学びイノベーション」シリーズ。このシリーズでは、様々な面で自分は少数派だと感じている中高生に「学ぶ」ということの意味をとらえなおしてもらい、本当に価値のある学びを見つけてもらいたいと思います。

みらいびらきLabo.では,とても大切にしている考え方があります。

それは,「自分が,ふつうだとは思えない人は,イノベーターになるためのとてもレアなチャンスをもっている」という考え方です。

この考え方について,すこしていねいに説明しましょう。

まず,「ふつう」とはどんなことをいうのでしょう。

もし,あなたが「ふつう」のことを,「自分以外の多くの人たちのこと」と考えるのであれば,きっとあなたはそのレアなチャンスをもっている人ということになるでしょう。

さて,その「ふつう」ですが,「ふつう」って何でしょうか。
例えば,1億3千万人の日本人をふつうの人とふつうではない人に分けると,何対何に分けられるのでしょう。・・・むずかしいですね。では,何対何に分けるのがむずかしいようでしたら,こんな問いはどうでしょう?

ふつうの人とふつうではない人では,どちらの方が人数が多いのでしょうか。

「ふつう」というからには,ふつうの人の方が多いと考えられます。でも、はたしてそうなのでしょうか。「ふつう」かどうかを分ける線なんて,考え方しだいでどこにでも引けるとも考えられます。どこまでが「ふつう」なのかなんて,もしかしたら考えるだけおかしなことなのかも知れません。

では,それなのに,どうしてあなたがとってもレアなチャンスをもっているということを信じることができるのでしょうか。

ここにこそ,大切なことがかくれています。

じつは大切なことは,こんなふうにはっきりしなくてあいまいな「ふつう」を「自分以外の多くの人たちのこと」と考えることができるということなのです。そう考えることができるのは、能力なのです。

なぜなら,「ふつうにはできない」ということと「ふつうとちがうことができる」とは,まったく同じことを意味するからです。

せっかくのそんな能力をもちながらも,「自分は,ほかの人とはちがう。ほかの人と同じようにすることができない」と考えてしまう人がいます。この考えはこう言いかえることもできます。

<言いかえ>「自分は,ほかの人とはちがう。ほかの人とはちがうことをすることが合っている。」

この言いかえができることに気づくことで,あなたの弱みが強みに変わります。

もしあなたが,これまでにみんなと同じにできないとか,みんなと同じにすることが苦しいと感じることが多かったとすると,それは,あなたが,ほかの人とはちがうことをすることができるという,レアなチャンスをもっていることの証明なのです。

「みんなと同じようにできることが良いことだ」という考えを,一度すててしまいましょう。

それをすてることは,あなたのもっているレアなチャンスをひろうことを意味します。ここまでをまとめると,つぎの文のようなことが言えます。

「あなたは,ふつうにすることよりも,ふつうでないことをしてみたいという願いをもっていて,その方が向いているということを自覚している特別な人です。」

そんなあなたを,みらいびらきLabでは「イノベーターのたまご」とよびます。
ここで、「イノベーターのたまご」について説明しなくてはいけなくなりました。

では,次回は「イノベーターのたまご」とは何かをお話ししたいと思います。

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