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当法人のイノベーションセミナーを中高生から無料で学べる理由

 

今回の『未来Hacks!』は、スタンフォード大学の「デザイン思考」ラボであるdスクールのカリキュラムをアレンジして、1dayセミナーに凝縮して無料で学べるプログラムです。

 

新しい価値を生み出すためのクリエイティブなスキルとして、イノベーション・スキルが重要だと考えられるようになってから、世界のあちらこちらでそれを学ぶためのラボが設立されました。ラボで教えられているイノベーション・スキルの中でも、とりわけ注目されているスキルがデザイン思考のスキルです。

 

デザイン思考は、世の中の様々な問題の解決のために、デザイナーの考え方を応用した思考法です。アメリカのデザイン・コンサルタント会社IDEOのデイヴィッド・ケリーが実用的なプログラムとして形にし、スタンフォード大学のdスクールでカリキュラム化したものです。そして、IDEOを継いだ現CEOティム・ブラウンのもとでも発展的に行われているデザインによる問題解決スキルです。

 

このデザイン思考によるイノベーションのスキルの価値は、またたく間に世界中に広がっていきました。日本では、東京大学のi.schoolや慶應義塾大学のシステム・デザイン・マネジメント研究科が有名です。

d.school

 i.school

SDM

と言うと、えっ?スタンフォード大学?東京大学?慶應義塾大学?そんなハイレベルなスキルなの?と思われるかも知れません。実は、まったくそんなことはないのです。

 

ではなぜ一流大学のラボでばかり教えられているのでしょう。

 

1つ目の理由は、デザイン思考によるイノベーションのスキルが、人間主義だからです。学校で学ぶ知識というのは論理的な知識です。それに対して、デザイン思考は、ひらめきや思い付きなど、より人間らしい思考を大切にします。学校で成功してきた人たちは、論理的な知識や思考を磨いてきた人たちです。学校で教えられる論理的な思考法は、もっとも妥当な答えを導くことには向いているのですが、新しい価値を生み出すことには向いていない思考法なのです。そんな論理性重視の学校教育における成功者たちが、新しい価値を生み出すためにこれまでの論理的な思考方法をリセットして、デザイン思考のような人間主義的な思考方法を再び取り戻すには訓練が必要です。ですから、学校教育の最高峰であるこれらの大学にデザイン思考のためのラボが必要になるわけです。

 

2つ目の理由は、予測できない未来に成功するためのスキルの囲い込みのためです。優れたイノベーション・スキルをどんどんたくさんの人に学んでもらえば、社会全体のイノベーションが加速するだろうと考えたいところですが、実際は事情が異なっています。予想のできない未来に対応するためのスキルとして注目されているデザイン思考やイノベーションのスキルが、先の見えない未来において出し抜いてやろうという人々によって囲い込まれ、インフレーション(高騰)を起こしているのが現在です。デザイン思考やイノベーションを扱うビジネスセミナーなどは、実際にものすごく高額です。

 

みらいびらきLabo.は、この現状を憂慮しています。当法人が、このイノベーションセミナーを中高生以上を対象にして無料で行っているのはそのためです。知識の囲い込みによって未来における成功を特定の人にのみもたらすことは、21世紀の社会においてあってはならないことだと考えています。イノベーションのスキルに限らず、未来を切り拓くための知識やスキルを、中高生から誰でも学べる社会を創造することが、みらいびらきLabo.の目指す教育イノベーションです。

 

NPO法人みらいびらきLabo.の開催する「中高生と大人のためのイノベーションセミナー『未来Hacks!』2019」は、2019年12月8日、新潟市東区プラザにて開催です。もちろん無料です!

 

▶︎申込みは、締め切らせていただきました。

 

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