対人関係の悪化やコミュニケーションのトラブルで,「学校」「会社」「家族」など,自分の所属する集団においてストレスフルな立場に陥ると、ぼくらは過去の不満と未来の不安にとりつかれて、現在から遠ざかってしまいます。
過去の不満と未来の不安でいっぱいになった状況では、あなたは、あなた自身に大切にされていないと感じます。なぜなら、「自分が大事にされている」という感覚は、時制で捉えれば、「現在」の自分を手厚くもてなすことで生まれるからです。思考が、現在よりも、過去と未来に偏っているこの状態は「セルフエスティーム(自尊感情)が低下した状態」ということになります。
では、逆に考えてみましょう。セルフエスティームを向上させるにはどうしたらいいのでしょうか。
思考の時制を、過去と未来から現在へと導いてあげたらいいということになります。
自らの感情をそんなに器用にコントロールできないぼくたちは、たやすくセルフエスティーム(自尊感情)にアクセスすることができません。
でも思考の時制は比較的容易に変えることができます。例えば、何かの作業に集中しているとき、ぼくたちは、現在の作業に思考を焦点化します。それは決して難しいことではありません。
その焦点化した作業を、ぼくは「現在進行系作業」と名付けています。
ぼくたちは、現在進行系作業を行うことを意図的かつ継続的に行っていくことで、過去と未来の呪縛から、現在へと自己を連れ戻すことができるのです。そして、それが結果的にセルフエスティームを再び向上させる契機となるのです。
さらに大切なことは、どんな作業に自らを集中させるかということです。その作業は、良質で、かつ、自分のスキルを大きく超えないものでなければなりません。
そこで、ぼくが推奨するのが「音楽」です。
好きな楽器で自分に合ったレベルの音楽演奏を楽しむことで、良質な現在進行系作業を作り出すことができます。
ぼくはそんな考えから、音楽セラピーをおすすめしています。
ぼくが行っているのは、音楽の初心者であっても、ピアノを使ってブルースのアドリブ演奏でセッションを楽しむことのできる「ブルース・セッション・セラピー」です。
音楽療法・音楽セラピーというと、なんとなく幼少や高齢の方向けというイメージがあるのではないでしょうか。ですが、この「ブルース・セッション・セラピー」は、気持ちよくシャッフルするリズムで心の中のブルースを演奏表現する手法です。このセラピーでは、心の中の「消極的感情」を音楽で非言語的に表現する際に、「かっこよさ」を大切にして行います。そのため、どんな世代の方でも楽しく集中することができます。
従来の音楽療法の常識にはとらわれない「ブルース・セッション・セラピー」について興味をもたれた方は、お問い合わせください。
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