なぜかと言うと、価値をペーパーに落とし込んでいるため、ペーパーと現実のフィールドとの間に大きなギャップがあるからです。
ぼくは、ここ10年ほどのファシリテーション型の研修や会議の功罪は大きいと考えています。
とりわけ「まちづくり」の領域でファシリテーションが大ブームとなりましたが、この傾向はまちづくりに関与する人の学歴をあげ、囲い込みを生み出すとともに、土にまみれて活躍してきた貢献者を排除し、シャベルよりペンが得意なプレーヤーを大いに育ててしまいました。
このような傾向がファシリテーションに親和的な領域でたくさん起こりました。
また、ファシリテーションが参加者を満足させることができたのも、この傾向を後押ししました。参加型・アクティブ型の研修・会議スタイルが、参加者のモチベーションに応えたからです。
アトラクティブな時間を経て、いつも通りの世界に戻るということで、参加者はいつも安全な場所で知的欲求を満たせたのです。
みらいびらきLabo.では、ここを乗り越えたいと考えました。
必要なのは、学びの場そのものがクリエイションのチャンスとなっていて、価値創造のプロセスの一部になっていることだと考えます。
そこで、ティーンズのためのイノベーションセミナー第2弾である「未来Hacks! ver.2.0」では、新しい音楽ジャンルを生み出すDay1とそこで生み出された音楽ジャンルを価値創造し、価値デザインしていくDay2で、リアルな価値デザイン体験をしながらイノベーションについて学ぶという学びを提案します。
学ぶだけ、書き出すだけ、決めるだけの学びから、リアルな価値創造の学びへのシフトに挑戦します。
詳細はデザイン中。学びの新基軸に挑戦します。