新潟市西地区公民館の主催による子ども支援者向けセミナー「子どもの想いと大人の願いの重ね方セミナー」（全２回）で、当NPO法人代表の佐藤裕基が講座を担当させていただきます。
第１回では、「良いコミュニケーションとは何か」を課題として、交流分析の考え方に基づいたコミュニケーション論をお伝えします。また、エゴグラムによる自己の自我状態の把握を行い、自分がどのような自我バランスにあるのかを理解し、子どもを支援する際に留意できるようにしていきます。
第２回では、ボードゲームを教材にして、子どもの認知特性やそれに基づいた遊び特性についてゲームを通じて考えます。ここでは、WISC-IVで評価される４つの知能指標についても触れ、ボードゲームを通じて体験的に４つの指標が発動する場面について学びます。WISC-IVは、教育・医療現場で多用されている知能検査ですが、子どもの知能特性についてよりよく理解するには、ボードゲームは最適です。ボードゲームで子どもを理解するコツとその興味深さについてお伝えします。
ボードゲームによる子どもの心理理解や心理支援について、臨床心理的に理解する機会はあまりないかと思います。日本遊戯療法学会員、日本応用心理学会員である講師が分かりやすく、そして楽しくお伝えします。興味のある方は、ぜひともご参加ください。