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にいがたマインドフルネス Ep.5 近所の神社仏閣

こんにちは。みらいびらきLabo.公認心理師の佐藤裕基です。

新潟市近郊にあるマインドフルネス・スポットをご紹介するシリーズの第5弾。今回おすすめするのは、

ご近所の神社仏閣です。

神社仏閣は、だいたいどこの地域にもあるのではないかと思います。神社仏閣の敷地内には、たいてい大木があるのでは。人の営みを何百年と見守ってきた大木の下でマインドフルネスができたら良いですよね。

ところで、マインドフルネスでは、心理学者ユングが考えたのと同じように、過去・未来は「夢」のようなものであると捉えます。

今を過ぎ去った時間は過去と呼ばれますが、今あった出来事は過去となった途端に脳が作り出したビジョンとなります。ユングは、それを夢と表現しました。本能的な脳のはたらきによって、そのビジョンを事実であると信じるのが人間です。ですが、実際には、過去の記憶となった瞬間、もうそれはあなたの作り出した夢のビジョンに過ぎず事実ではありません。つまりは、実際に存在するのは「今、ここ」のみと言うことになります。

脳のはたらきが作り出した過去の記憶を事実として捉えることで、ぼくたちは学習したり問題解決能力を高めたりしています。ですが、同時に過去を悔いたり過去に不満をもったりすることにも発展してしまうことがあります。こんなふうに自らが作り出した夢のビジョンに苦しんだり支配されたりすることがないように、過去や未来にさまよう自我を再び「今、ここ」に戻すための営みがマインドフルネスです。

そんな時に、神社仏閣の大木と向き合って行うマインドフルネスは、過去の象徴である大木と「今、ここ」にある自分とがどのような関係で存在するのかを感じるための構図となります。それをどんなふうに感じ取るかは人それぞれ。

お近くに歴史のある神社仏閣があるようでしたら、そちらでマインドフルネスをされてはいかがでしょうか。

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